奥安芸の漆館の2階で、漆塗り作業を進めています。
奥安芸漆に「ベンガラ」を入れて、お椀の「内側」と「高台の裏」に塗っています。
作業のついでに・・・。
「修理のお椀」の内側にも、ベンガラ漆を塗りました。
僕の「お椀」は、基本的に「無料」で修理をしています。
しかし、それには「1つの条件」が、ありまして・・・。
「修理は、いつでもよくて、いくらでも待っています!」と、言われる方だけに対応させて頂いています。
(現在、約1~2年待ちの状態です。)
漆塗りの作業を進めていると・・・。
「最近・・・。木地を挽いていないなぁ~。」と、思います。
木地を挽こうにも、「原木のトチの木」が入手出来ない為、挽く事も出来ません。
「制作に必要な原材料の確保の必要性」は、工房をはじめた「2005年頃」から、感じていました。
そこで、「ウルシ」を育てはじめて・・・約20年で「漆」を少量ですが確保出来ました。
そして、現在・・・。
昨年から、「原木のトチの木」を確保する為に、「山から作ろう!」と、動きはじめています。