奥安芸の漆館に行ってきた時の、お話です。
休業中の店内で、売れない作品たち・・・。
そんな売れない作品の中でも、1番売れない作品!?が・・・「お盆」です。
田舎でお盆を作っても、どの家庭でも使わないお盆が大量に戸棚の奥に眠っています。
「あるから要らない」・・・そう言われて、見向きもされない作品の代表です。
しかし・・・。
奥安芸の漆館が休業となり、豪雨災害の土砂崩れで孤立集落になった工房では、薪で飯盒炊飯をしたり、どこにも遊びに行けないからと、でっかい肉を焼いて食べてみたりしてました。
すると・・・お盆が大活躍!?
工房のお盆は、「木を生かす」為、蜜蝋仕上げです。
肉の塊をのっけて、まな板代わりにナイフで肉を切り、そのまま皿になる。
シングルバーナーとクッカーをのせて運べば、置いた場所が、そのままテーブルに!
「いいじゃん!お盆!!」
「もう少し、ふちが低いのも欲しいな!」
「パン専用の皿も欲しいな!!」
戸河内挽物を、「アウトドアブランドにしてみたい!?」・・・作者です。