2024/03/04

漆塗り・・・失敗。

 春が近くなると,工房には・・・。

「新作のお椀は出来ていますか?」と,お問い合わせがあります。


その,新作は・・・。



昨年の年末に,「上塗り」をして,そのまま年越し。

年明けから,バタバタしていて,なかなか仕上がりの確認が出来ませんでした。


そして,その仕上がりは・・・失敗!?

お客様が見ても,「何処が??」と言われそうですが,作者が納得出来ないので,また,漆を研ぎ直しています!?


3月になりましたが,「この冬1番の寒さ」になっています。

新作のお椀は,「上塗り」を待っている状態なのですが,「自然にあわせた物作り」の工房では・・・寒すぎて,漆塗り作業が出来ません。

(漆は,温度と湿度を一定以上に維持しないと,乾きません。)


今,あせって上塗り作業を行うと・・・作者の求める「質感」には,ならないので失敗してしまいます。


春になり,日中の気温がある程度,安定してきたら,漆の様子を見ながら「上塗り」を進めようと待っている状態です。

2024/03/03

工房の漆器の修理について

 工房には,ときどき,以前制作した「お椀」が,「直りませんか?」と,持ち込まれる事があります。



この「お椀」は,約10年,使用していたそうですが・・・。



フチの部分の漆が,剥がれていたり・・・。



お椀の内側に,小さな漆剥がれがあります。


全体的には,外側には目立った損傷はないので,外側は,お客様が使用されていた時間を感じる「味わい」として残し,内側の「キズ」の部分を,制作と同じ漆で修復して,復活させようと思います。



工房では,僕が制作した「漆器」については,事前にご連絡を頂いてから持ち込んで頂くと,「無料」で修理をしています。

ただ,直しても「新品」になる訳ではなく,以前よりは強度が下がります。

それでも,使用していた時間を「味わい」として,大切にされるお客様には,出来る限り対応させて頂こうと考えます。

2024/03/02

雪が降っています。

 3月になり,渓流釣りも解禁になりましたが・・・朝から雪が降っています。

漁協の養魚場のアマゴに,エサやりに行ったので,養魚場前の川の様子を見てきました。



雪が降っていましたが,「フライフィッシング」を楽しまれている釣り人を見かけました。

以前は,渓流釣りと言うと,「ミミズなどでのエサ釣り」が多かったのですが,今は,圧倒的に「ルアー」が人気です。

ウニョウニョと暴れるミミズに釣り針をブスッとさすのは・・・苦手な方が多いと思います。

「ルアー」は,キーホルダーみたいですが,こんな雪の中でも,アマゴが釣れます!

(ミミズには,負けますけど・・・。)


「漁協の中の人」として・・・。

「フライフィッシング」や「ルアー」での渓流釣りと観光を結びつけれないかな?と,考えながら活動をしています。



話が少し変わりますが・・・。

道の駅で,「釣竿,エサ,遊漁券」がセットになった,「渓流釣り体験セット」の貸し出しが,行われています。

三段峡の中を歩いて景色を見るだけでなく,「渓流釣り」に挑戦してみるのはいかがでしょうか?

2024/03/01

渓流釣りが解禁になりました。

 工房の近くの渓流は,3月1日が「渓流釣りの解禁日」です。

今朝は,冷たい雨が降っていましたが,工房近くの渓流では,多くの釣り人の姿が見えていました。

三段峡漁協の管轄内では,3月1日から8月31日まで,渓流釣りが楽しめます!


先週の連休中に,解禁日前のアマゴの放流に行ってきました。



今年の冬は,はじめに,ドカッと雪が降りましたが,その後は,あまり雪が降りませんでした。
毎年,雪の中でのアマゴの放流になるのですが,今年は雪がありません。
雪が残っていないと,雨が降っても川の水量が増えないので,今年も水不足が心配です。