昨日,工房近くのウルシ植栽地に,ウルシの木の手入れに行きました。
冬の間に,雪で折れてしまった枝を伐って歩こうとしましたが・・・。
ウルシの木は大きく成長し,もう手が届かないので,枝を伐る必要もなくなっていました。
成長の早かったウルシの木は,漆掻きが出来る大きさになっています!
「今年から,漆の採取をしてみようかなぁ~?」と,考えてみたりしています。
しかし,ここ数年,「イノシシ」が暴れまくっています!?
ウルシの木を傷だらけにして,森へと帰っていきます。
そして,小高い山の上から,ジッとこちらを見ている「イノシシ」と,ときどき目があいます!?
「ツキノワグマ」も,ときどき来ますが・・・。
「ツキノワグマ」の爪痕は,1~2本のウルシの木で被害が終わります。
しかし,「イノシシ」は,広範囲に被害を出しながら,熱心に通ってきます。
近所の「田んぼ」や「畑」も荒らされる為・・・。
「イノシシを駆除してくれ」と,近所のおじいちゃん達から言われますが・・・。
イノシシを捕獲しても「処分」が出来ないのが現状です。
「ジビエ」も考えてはみますが・・・言わない事にして黙っています!?
なんだか?「ものの〇姫」の一場面みたいだなぁ~?と感じる時があります。
今年は,雪が遅くまで残っていたのに・・・川の水が不足しています。
地域の田んぼに水をあてる為に,日曜日には水路の掃除をしていますが・・・水が足りません。
古くからある「ゴギ」が生息していた小さな谷は,水が無くなって枯れてしまいました。
山の保水力が,どんどん弱まっているのを感じます。
「水」の価格が,「酒」の価格を超えるまでは,この状態が続くと思います。
僕が「イノシシ」を見ているのか?
イノシシが「僕」を見ているのか?
・・・考えてしまいます。