2023/06/22

漆塗りの工程 その4(下塗り)

 お椀の中の「下地」が仕上がった椀木地を,「奥安芸の漆館」の「漆塗り部屋」へ。

(漆塗り部屋は,ガラス張りで,作業が見学できますよ!)



漆塗りを行うときは,「箱定盤」を使用します。

この箱の中に「漆刷毛」などの「漆塗りに必要な道具」が入っており,箱の上は漆を練ったりする「作業台」に,なります。

「箱定盤」があれば,どこでも漆塗り作業が出来ます!

(この箱定盤は,初代の方から受け継がれている,ふる~い物です。)



椀木地を「手板」に,のせて・・・。




椀木地の「外側」に「奥安芸漆」を「漆刷毛」で塗ります。

そして,「漆ムロ」の中で,約3日間程度,漆の硬化を待ちます。



漆が固まって,椀木地に触られるようになったら,「内側」に「奥安芸漆」を塗って・・・。

また,約3日間かけて,漆を固めます。


全体に漆が塗れたら,「水とぎ」をしてから,また「漆塗り」です。

1回塗るのに1週間かかりますが,これを数回繰り返して,「下塗り」になります。


「もう,このまま完成にして,お椀を販売してください!」と,言われる事がありますが・・・。

作者の「自己満足な物作り?」は,まだまだ続きます!?




 おまけ


この後・・・。

「木地を挽こうかなぁ~。」と,木地小屋に入ろうとすると・・・。


「うぉ~!?びっくりしたぁ~~!?」


大きな「モリアオガエル」が目の前に・・・ご来店されていました。



森へ,送迎中・・・。